●●ちゃぶ台から世界をひっくり返す●●

〜ちゃぶ台アーティストasami〜

表現すること*

遠征へ出掛け
せんだいへ帰ってくると
しばらく寝つくす日々が続く。


そうして
充電が完了すると
むくっと起き上がり
うって変わって
なにかスイッチが入ったように
創作活動がはじまる。

 

そのときそのときによって
その創作活動は様々なのだけど

あっちでは鉄火味噌づくり
こっちではふんどしちくちく
そちらでは味噌づくり
はたまたこちらでは染め物
そしてごはんを作ろうとするもスペースがな〜い!

 

というような具合いに
ほんとうに極端に
一斉になにかが弾ける。

 

今回も
もれることなく
倒れること数日。


そしてはじまったなにか。

 

今回はコトバを綴ること
宙を描くことが主で
それに88の食卓のルートを日本地図と睨めっこしていたら
昨夜はわくわくしすぎて朝方まで眠れなかった。

 


このblogでも
度々書いているのだが
じぶんの想いをコトバにすること、文章を綴ることは
ほんとうに昔から苦手で
国語の小論文は大抵時間内に終わらなかったし
あまり喋らないものだから
じぶんの思っていることと周囲が受け止めていることの
ギャップによく驚いた。話さなくても伝わるとおもっていたのだ。

 

 


ここさいきん
コトバを綴っているのは

今にはじまったことではないが
じぶんの想いをコトバにしていく、文章にして書いていく。
ことはわたしの人生を通してのおおきな課題であり
ここ数年、特に今年になってからは
もう待ったなしな感じでそれを要求されている感覚があった。

 

今月になって
『あれ、わたしほんとうは
じぶんのこと話したいのかもしれない。。。』
というわたしにとってはかなり衝撃的なことが
わたしの中で小さくうまれた。


それを見つめていくと
いろいろガッテンがいく。

ほんとうは話したかったのに
聞いてもらえない寂しさから
コトバにして伝えることに蓋をしてしまったのかもしれない。

 

うむ。

 

でも、
なかなかそんなこと認められなかったり
実際に行動できなかったり
コトバにしても、あーやっぱりダメだった。と
じぶんを否定したりしながら
仲間との対話ででてきた一言にハッとさせられた。


みんなで、映画を観てその感想をシェアする時間内に
どうしてシェアってするんだろう。というコトバに
対する仲間の一言。

 

『じぶんのこと知ってもらいたい』からじゃないかな。

 


……………。
え!!?じぶんのこと知ってもらいたい。っておもっていいんだ!
えーーーーーーーーー?!

 

とわたしにとっては衝撃のコトバだった。

 

 

そのコトバを受け入れることによって
わたしの中に眠っていた欲求
するりと溶けて認めてあげよう。と許可がおりた。

 

そうして、
気がついたらはじまっていた
コトバを綴る作業。


じぶんの中にある
この感覚をどうコトバにする作業。

 

時間がかかりながらも
とにかくだしていく。

 


この感覚とコトバの一致感がないと納得できない。
ひとつひとつそれを確かめながら綴っていく。
とにかく、綴ってみる。

 


そうしていたら
じぶんの中でコトバにされていなかった感覚が
なまえをつけられていなかった感覚が
コトバにされて、なまえをつけられて
すごくイキイキとし始めた。

 

そうして、わたしも。わたしもー!
という感じに次々とコトバにして表現されたがりはじめた。


そうして、なまえをつけられたそれは
今まで見せた顔とは違う顔を見せてくれはじめた。
友達を連れてくるようになった。

 

 

 

 


じぶんの想いを
じぶんの中の感覚をコトバにしはじめたら
人の内側はなんて壮大で無限に広がっていることを知った。

 

 

 

こんなに壮大に広がる宇宙の中に
答えがないはずなんてない。

 


ひとりひとり、
じぶんの中にちゃあんとすべての答えを持っている。

 

 

 

今まで、コトバにすることがこわかった。

 

だって、分かってもらえないかもしれないから。

だって、そのひとつのコトバという枠に押し込めた途端、それはカタチをかえて冷たく硬くなってしまう気がするから。

だって、こんなに美しくて壮大な景色をそんなちっちゃな枠に入れることなんてできない。

だって、ひとりひとりのコトバの定義は違くてそんなんで分かり合える?分かり合いたいのに。

 


そう、わたしたちは分かり合いたいんだ。
わたしも、あなたもそうだよね。一緒だよね。ってことじゃあなくて
それもいい、それもいいけどわたしとあなたの違いを。

わたしはこう。あなたはそう。それでいい。
それでまたじぶんじしんを知っていくから。

 

 

 

とみひでが
『表現』って誰かと繋がりたい願いだ。と気づきを伝えてくれた。

 

分かってもらいたいから表現すること
繋がりたいから、分かり合いたいから表現することっていうのは
分からないけれど

 


ただ、『じぶん』というものを
そこに込めていく。表していく。出していく。


そうして、その先で繋がっていく。
わたし と あなた というものを分かり合っていく。

 

ただ、出したいからだすだけ。
結果として繋がっていく、分かり合っていく。

 

 

だけど
『じぶん』を出したいという欲求
その奥底に『すべてと繋がり合いたい。』という願いがあるからなのかもしれない。

 


それはわたしたちの本来の姿そのもの。

それは、ただ本来の姿に戻ろうとする自然な行為ー
本来のわたしたちにただ、還ろうとすることなのだから。

 

 

 

 

 

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さいきんは宙の絵を描いている。
美しいそれを見たくてきっと描いているんだとおもう。

目の前にその美しさが現れるその瞬間がたまらなく愛おしい。

 

(この写真の何倍も綺麗だから、美しさをそのまま写せる写真が撮りたい。。笑)