●●ちゃぶ台から世界をひっくり返す●●

〜ちゃぶ台アーティストasami〜

じぶんの物語を結ぶ

今月、かなり久しぶりに海外へ出掛ける。


豊かな自然と星空が美しいその場所へどうして行くのか
その理由をじぶんじしんへ問うことはじぶんの中に潜む、物語に気づいていくことだった。


f:id:ASAMUSUBI:20170212212943j:image



今回のこの旅
実は、2011年3月11日に起きた東日本大震災から繋がっている。



たくさんの人がじぶんじしんの在り方を考えたであろうこの出来事は
わたしにとってもじぶんを生きる人生のおおきなキッカケとなっている。


あのとき、いてもたってもいられなくて
なにができるだろう?と思ったときにでてきたこと。
それは、おむすびを届けること。
おむすびに想いを込めて、誰かが想っていることを伝えたかった。




親や周りの人に反対されながらも行くと決めたその一歩は
ほんとうにほんとうにやりたい、スナオな想いをほんとうの意味で
人生ではじめて行動できた瞬間でもあった。





そんな一歩を踏み出したときに出逢ったのが
現在、共に活動している富士夢祭りの発起人のドリームアーティストの大志さん。


夢ハンカチという白いハンカチに夢を世界中の人に描いてもらう
毎年旧暦の七夕に富士山に届ける富士夢祭り。


f:id:ASAMUSUBI:20170212213643j:image

(今年はじめに描いた夢ハンカチ)


白いハンカチを目の前にしたときに
じぶんってなんだろう?じぶんの夢って?という
じぶんじしんとの対話を大切にしてほしい。という想いに共感して
わたしも一緒に夢を集めることに。



その年の7/7
被災地の子どもたちの夢を集めて
**陽はまた登る**というMessageを込めたアートをつくることを決め必死になって3000枚の夢を集めた。


同年9/11はNYテロから10年目の日でもあり、宮城県石巻にあった自由の女神像の前に
ハンカチで**IMAGINE**というアートをつくった。



ひとりひとりの心が開き、スナオな想いが白いハンカチに描かれていく。
夢を集めながら、たくさんの笑顔に出逢った。
ひとりひとりの奥底に宿る、美しさが夢そのもの。


f:id:ASAMUSUBI:20170212213658j:image

(2012年の富士夢祭りのチラシ。周りにはたくさんの夢スマイル写真)



その美しさを表したハンカチをもって
写真に収める**ゆめスマイル写真**




そんなエネルギーがギュギュッと詰まった写真のデータが
翌年2012年7月21日に宇宙へと打ち上げられ、宇宙ステーション「きぼう」へと届けられた。


f:id:ASAMUSUBI:20170212213033j:image



毎日、1日に地球を7周半それが1年間。
ぐるぐるぐるぐる、みんなの夢と笑顔が周りわたしたちを包む。


1年後、役目を終え
大気圏へ突入させ、火の鳥のように燃え上がりそのカケラたちが落ちた先。


それが、今回行くニュージーランドだ。



今回、富士山の日である2月23日にニュージーランドの富士山によく似た山
「タラナキ山」に登り富士山で毎年やっている夢祭りに続く、世界での夢祭りをはじめていく。




直感的に前々から
わたしもこの夢祭りのためにニュージーランドに行きたいと感じていたのだけど
最近になってようやくその理由がじぶんの中で分かってきた。



震災があって多くの人が考えたであろう
これからの生き方とじぶんじしんの在り方。


わたし自身も
じぶんって何者なんだろう?じぶんの夢って、
この人生で限られたいのちのなかでやりたいことってなんだろう?と
たくさんじぶんじしんへ問うた。




そう思ったときにでてきたのが
**世界中のヒトと笑顔を交わすゴハンを共にする*ということと

元々、世界一周という夢があったわたし。
**世界中にI♡youを伝える**旅をすることだった。



だけど、すぐ近くで苦しんでいる人がいる状況のなか
そんなじぶんの夢なんか追いかけている場合じゃない。としか思えなくて
世界一周のために貯めていたお金をゼロにすることを決め沿岸部へ炊き出しへ行くことに。



そこで、出逢ったひとつのいのちとしての触れ合いや笑顔。
そのときは目の前にあることに必死で気がつかなかったけれど
**わたしのしたかったことはこれだ**と後々になって
実はもうそのときにじぶんの夢を生きていたのだと知った。






この数年でじぶんを愛することに向き合ったときに
それまでの誰かのために尽くすじぶんや大切な人のチカラになりたい。
というじぶんを知らぬ間にどこか否定してしまっていたじぶんに気がついた。


その想いは誰かを愛する大切なわたしのなかの気持ち。
その気持ちさえも一緒に否定してどこかに置き去りにしてきてしまっていたのかもしれない。


あのとき、誰かに愛を伝えたかったことは
誰よりも何よりもじぶんじしんが求めていたことで
それをじぶんではない誰かに向けようとしていた。


そのあたたかな想いを、まずはじぶんじしんへ向けてあげたこの数年間。


そんなじぶんを愛する今のわたしと、誰かを想うあのときのわたし。
どちらのじぶんもハナマルをつけてあげてもう一度じぶんじしんへと結べたときに、
もっともっとじぶんへと還っていくのだとおもう。

f:id:ASAMUSUBI:20170212213846j:image





*あのとき誰かを思ってじぶんを省りみず進み続けたじぶん。*と
一度捨ててしまった*ゆめ*。



ニュージーランドへ行く理由。
それは、あのトキのじぶんじしんのカケラと一度捨ててしまったゆめを拾いにいく旅だった。




じぶんの物語を紡ぎに、
そしてあのトキ…2011年3月11日からはじまった
わたしの物語を結び、新たな章がはじまる。


いってきますー!